若手社員に選ばれるオフィスへ!生産性も上がるモダンなオフィス空間のつくり方
- 康平 鈴木
- 10月15日
- 読了時間: 4分
現代の若手社員は、働きやすさや快適性を重視しています。
オフィスを単なる「仕事をする場所」としてではなく、「居心地の良い空間」として捉える傾向が強くなっています。
この記事では、オフィス移転や内装を検討している企業向けに、若手社員が喜ぶモダンなオフィス空間のつくり方をご紹介します。
若手社員がオフィスに求めるもの
新卒採用や社員の定着率を向上させるためには、若手社員のニーズを理解することが不可欠です。
彼らがオフィスに求めるものは、単なる機能性だけではありません。
若手社員は、柔軟な働き方を好み、自由な発想が生まれるクリエイティブな環境を求めています。
また、リラックスして過ごせるカフェのような空間や、気軽にコミュニケーションが取れる場所も重視しています。
このようなニーズに応えることで、社員のエンゲージメントやモチベーションが向上し、企業全体の生産性アップにもつながります。
若手社員にウケるオフィスデザインのポイント
オフィスデザインは、企業文化を表現する重要な要素です。
若手社員に響くオフィス空間をつくるには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
1. 柔軟な働き方を実現する「ABW」の導入
ABW(Activity Based Working)は、仕事の内容に合わせて働く場所を自由に選べる働き方です。
集中したい時は個別のブース、チームでディスカッションしたい時はミーティングスペース、休憩したい時はリラックススペースなど、社員がその日のタスクや気分に合わせて最適な場所を選べるようにします。
ABWは若手社員が好む自由で自律的な働き方を促進します。
この考え方をオフィスデザインに取り入れることで、固定席をなくし、様々なタイプのワークスペースを設けることが可能になります。
2. コミュニケーションを活性化する「カフェスペース」
カフェのような居心地の良い休憩スペースは、若手社員が最も喜ぶ空間の一つです。
おいしいコーヒーやお菓子を常備し、ランチや休憩時間だけでなく、業務の合間に社員同士が気軽に雑談できる場所にすることで、部署間の垣根を越えたコミュニケーションが生まれます。
オフィス内にこうした場所があることで、社員のリフレッシュ効果も高まり、新しいアイデアやコラボレーションが促進されるでしょう。
ソファやクッションを配置し、リラックスできる雰囲気をつくるのがおすすめです。
3. 個性を表現する「モダン家具」の選び方
オフィス空間の印象を大きく左右するのが家具です。
従来の画一的なオフィス家具ではなく、デザイン性の高いモダン家具を取り入れることで、オフィス全体の雰囲気が一気に洗練されます。
例えば、
曲線やユニークなデザインのデスク
カラフルなチェア
木や金属の素材感を生かしたテーブル
などを活用すると良いでしょう。
これらの家具は、オフィスの個性を際立たせるだけでなく、社員のクリエイティビティを刺激します。
特に、若手社員はSNSなどでセンスの良い空間を共有することに価値を見出す傾向があるため、見た目にもこだわった家具選びが重要です。
4. 自然の要素を取り入れた「バイオフィリックデザイン」
観葉植物や自然光を取り入れたデザインは、社員のストレス軽減や集中力向上に効果的です。
これをバイオフィリックデザインと呼びます。
オフィス内にグリーンを配置したり、木目調の素材を多用したり、大きな窓から光を取り込むことで、リラックス効果が高まり、より快適に過ごせる空間になります。
無機質なオフィスに彩りを与えることで、社員のウェルビーイング(心身ともに満たされた状態)も向上するでしょう。
成功事例に学ぶ!若手社員に選ばれるオフィス
実際に若手社員に人気のオフィスは、どのような工夫をしているのでしょうか。
多くの成功事例では、
固定席を廃止し、フリーアドレス制を導入
部署や役職に関係なく、誰もが利用できる多目的なラウンジスペース
集中したい時に利用できる個室ブース
などを設けています。
また、オフィスにフィットネスジムや仮眠室、マッサージチェアを設置するなど、福利厚生の一環として働く環境を充実させている企業も増えています。
これらの取り組みは、社員の健康をサポートし、働きやすさを向上させるだけでなく、会社の魅力を高めることにもつながります。
オフィスは若手社員への「投資」
オフィスは、単に業務を遂行する場所ではなく、社員が快適に過ごし、創造性を発揮するための重要なインフラです。
若手社員のニーズに応えるオフィス空間をつくることは、彼らのエンゲージメントを高め、長期的な企業成長を支えるための「投資」と言えるでしょう。
この記事でご紹介した「ABW」「カフェスペース」「モダン家具」「バイオフィリックデザイン」といった要素を取り入れ、社員が「行きたい!」と思うような魅力的なオフィス空間をぜひ実現してください。
オフィス移転や内装を検討する際は、これらのポイントを参考に、若手社員と共に未来のオフィスをデザインしてみてはいかがでしょうか。

