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2026年の法改正でオフィス経営・労務管理がどう変わるか? 企業が押さえるべきポイント

  • 13 分前
  • 読了時間: 4分

2026年(令和8年)は、企業のオフィス運営や労務管理に大きく影響する法改正が複数予定されています。特に 労働関連法の改正や安全衛生義務の強化 は、オフィス移転・内装・組織体制の整備を検討する企業にとって重要なターニングポイントとなります。本記事では、2026年に改正される主要な法律と企業が今から対策しておくべき事項 をわかりやすく解説します。


1. 約40年ぶりの大改革:労働基準法の見直し(検討・準備段階)

2026年に向けて、労働基準法の見直しが進んでいます。これらはまだ最終確定前ですが、すでに国の「労働基準関係法制研究会」で大きく議論されており、労務管理の根本的な見直しが不可避 です。


主な議論点としては:

・長時間労働規制の強化(例:14日以上の連続勤務禁止など)

・勤務間インターバル制度の導入義務化(休息確保の仕組み)

・「つながらない権利」の法制度化 といった新しい働き方対応方向性も浮上しています。


これらは企業がオフィスの勤務体制や就業規則を見直す際に直接影響します。テレワーク制度の活用、フレックスタイム制の適用範囲見直し、勤怠管理システムの再設計 などを検討しておく必要があります。


2. 労働安全衛生法の改正:全事業場での義務強化(2026年4月施行)

2026年4月1日を起点に施行される 労働安全衛生法(安衛法)改正 は、従来の安全衛生義務を大幅に拡大します。


🔹 ストレスチェック制度の義務化拡大

これまでは従業員数50人未満のオフィス(小規模事業所)では努力義務とされていた ストレスチェック制度 が、すべての事業場で義務化される方向です。

オフィス移転や新設にあたり、従業員のメンタルヘルス管理体制を整備する必要性が高まっています。


🔹 個人事業主・フリーランスの安全衛生対策

オフィス内外で業務委託するフリーランスや協力会社スタッフも、安全衛生対策の対象となる点が強化されます。これは、オフィス内で行う工事や什器設置・撤去時の 安全管理責任の拡大 を意味します。


🔹 高年齢者・化学物質対策の強化

高齢従業員に対する労災防止や、化学物質による健康障害防止対策が充実します。オフィス内の清掃用品・建材・空調設備に含まれる化学物質についても、リスクアセスメント・記録管理 体制が求められます。


3. ハラスメント対策の法制化強化(2026年10月頃〜)

カスタマーハラスメント(顧客など第三者からの迷惑行為)対策 や 求職者・面接時のセクシャルハラスメント防止措置 などを義務づける方向の改正が進んでいます。

オフィス内で従業員が安心して働くための ハラスメント対策や相談窓口の設置、教育プログラム を整備することが法的対応になります。また、ハラスメント対応は採用時にも影響するため、人事制度・就業規則への明記や実務運用の整理が不可欠です。


4. 障害者雇用率の引き上げ(2026年7月1日)

2026年7月1日から、障害者法定雇用率が2.7%に引き上げ られます。

これにより従業員37.5人以上の企業が対象となり、障害者雇用の促進やオフィスのバリアフリー対応 が今まで以上に重要になります(例:車椅子対応動線、トイレ設備、会議室のアクセシビリティ等)。


5. 男女間賃金差異・情報公表義務の拡大(2026年4月〜)

従業員101人以上の企業においては、男女間賃金差異・女性管理職比率のデータ公表 が義務化されます。

これは、企業の採用力・ブランディング、そしてオフィス内のダイバーシティ施策にも影響し、人事評価制度の見直し、データ収集プロセスの整備 を迫ります。


6. 企業が今すぐやるべき「法改正対応アクション」

オフィス移転や内装計画を進める企業が 2026年の法改正に備えるための具体的な準備リストです。


■ 就業規則と管理制度の整備

・労働基準法改正案準備に合わせて、勤務時間・休暇・残業規制 の見直し

・安全衛生法対応として、ストレスチェック制度導入スケジュール策定

・ハラスメント対策、障害者雇用促進、情報公表義務への対応規程整備


■ オフィス環境の改善・内装設計への反映

・バリアフリー対応(車椅子動線、ユニバーサルトイレ、視覚支援設備など)

・心身の健康に配慮した快適なレイアウト(空調・照明・休憩スペース)

・化学物質リスクの低い建材・内装材選定


■ 人事・労務システムのアップデート

・データ収集・公表義務に備えて 労務システムの見直し・改善

・安全衛生・ハラスメント研修、相談窓口体制の整備


まとめ:法改正はリスク回避だけではなく戦略的な機会に

2026年の法改正は、単なる「ルール遵守」から より安全で多様性に富んだ職場環境の創出 に向かう重要な転換点です。これらをリスクとして捉えるだけでなく、オフィスの内装や働き方改革の機会 として活かすことが、優秀な人材獲得や企業ブランディングにつながります。

オフィス移転・内装計画を進める際には、これらの法改正を早い段階から意識し、総務・人事・経営が一体となって戦略的に対応しましょう。

さらなる詳細や最新の法改正情報は、厚生労働省や専門士業の最新リリースからも随時チェックすることをおすすめします。


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