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「オフィスが変われば会社が変わる」その理由と事例紹介

  • 執筆者の写真: 康平 鈴木
    康平 鈴木
  • 11月18日
  • 読了時間: 6分

あなたは今、オフィスの移転やリノベーションを検討していませんか?単にきれいにするだけでなく、「この移転を機に、社員の働き方や会社の文化を変えたい」そう考えているなら、それは素晴らしいことです。

なぜなら、オフィスは単なる「働く場所」ではなく、社員の行動や思考、さらには会社の文化そのものを形作る重要な要素だからです。物理的な空間を変えることは、組織に新しい風を吹き込み、働き方改革を加速させる強力なきっかけになります。

この記事では、「オフィスが変われば会社が変わる」と言われる理由から、実際にオフィス改革事例を通じて社風や組織が活性化した企業の事例まで、詳しくご紹介します。


なぜ、オフィスを変えることで会社が変わるのか?

オフィスは、企業のビジョンや価値観を体現する「物理的なメディア」です。社員は日々の業務を通じて、無意識のうちにその空間からさまざまなメッセージを受け取っています。

例えば、全員が個別のブースに閉じこもるようなオフィスでは、コミュニケーションは生まれにくく、孤立感を感じやすくなるかもしれません。一方で、自由に席を選べるフリーアドレス制や、気軽に会話ができるオープンスペースがあるオフィスでは、部門や役職の垣根を越えた偶発的なコミュニケーションが生まれやすくなります。

このように、オフィスの設計やレイアウトは、社員の働き方やコミュニケーションのあり方を直接的に左右します。オフィスを改革することは、働き方そのものをデザインし、理想とする組織文化を意図的に作り出すことなのです。


オフィス改革がもたらす4つの効果

オフィス改革は、単なる空間のリニューアルにとどまらず、以下のような多岐にわたる効果をもたらします。


1. コミュニケーションの活性化

部署やチームを超えた交流が生まれるレイアウトにすることで、情報共有がスムーズになり、新しいアイデアやコラボレーションが生まれやすくなります。例えば、カフェスペースや休憩スペースを意図的に配置することで、社員間の雑談が増え、心理的な距離が縮まります。これは社風改善の第一歩です。


2. 生産性・創造性の向上

集中して作業に取り組めるスペース、リラックスできるスペース、活発に議論できるスペースなど、多様な働き方に対応した空間を用意することで、社員はTPOに合わせて働く場所を選ぶことができ、業務効率が向上します。また、五感を刺激するようなデザインや、リフレッシュできる設備は、社員の創造性を高めることにもつながります。


3. エンゲージメントの向上とブランディング

社員が「このオフィスで働きたい」と思える魅力的な空間は、会社への愛着や帰属意識を高めます。また、企業の理念を体現したオフィスは、採用活動においても強力なアピールポイントとなり、優秀な人材の獲得につながります。


4. 働き方改革の推進

オフィス改革は、柔軟な働き方をサポートする物理的な環境を整備するだけでなく、社員の意識そのものに変化を促します。例えば、フリーアドレスを導入することで、社員は出社する目的を改めて意識するようになり、より主体的に働き方を考えるきっかけになります。


【事例紹介】オフィス改革で社風・組織が生まれ変わった事例

ここでは、実際にオフィスを改革することで、組織に大きな変化が生まれた企業のオフィス改革事例をいくつかご紹介します。


事例1:【コミュニケーションの壁を壊したIT企業】

あるIT企業では、開発・営業・マーケティングなど部署ごとにフロアが分かれており、部門間のコミュニケーションが不足していることが課題でした。この組織活性化を目指し、オフィス移転を機にフリーアドレスと部門間の仕切りをなくしたオープンなレイアウトを採用しました。

移転後、部署の垣根を越えた雑談やブレストが自然発生するようになり、情報共有のスピードが格段にアップ。「こんなに簡単にアイデアを共有できるなんて驚きだ」という声が多く聞かれるようになりました。


事例2:【働き方の多様性を尊重した企業】

「集中して作業したい」「Web会議がしやすい場所が欲しい」「休憩中にリフレッシュしたい」といった社員の声に応えるため、多様なスペースを設けたオフィスにリノベーションした企業。

ファミレス席や集中ブース、カフェスペース、畳の小上がりなど、働く場所を自由に選べるようにした結果、社員一人ひとりがその日の業務内容や気分に合わせて最適な場所で働けるようになりました。これにより、生産性が向上し、社員からは「自分の働き方を自分でデザインできるようになった」と好評です。


事例3:【企業のビジョンを体現した企業】

「新しい価値を創造する」というビジョンを掲げるデザイン会社が、その理念を体現するオフィスを設計した事例です。オフィス全体を一つのアート作品のように見立て、社員の創造性を刺激するような内装デザインを採用しました。

このユニークなオフィスは、社員のエンゲージメントを高めるだけでなく、来社する顧客にも企業のビジョンを強く印象づける効果がありました。結果として、ブランディング効果が高まり、新規顧客の獲得にもつながりました。


オフィス改革を成功させるためのステップ

オフィス改革は、ただデザインを変えれば成功するわけではありません。以下のステップを踏むことで、より効果的に改革を進めることができます。


1. 現状の課題を洗い出す

「コミュニケーションが不足している」「集中できる場所がない」「社員のモチベーションが低い」など、自社の現状の課題を明確にしましょう。社員アンケートやヒアリングを行うことも有効です。


2. 理想の働き方・会社像を共有する

オフィス改革を通じて、どんな会社になりたいのか、どんな働き方を実現したいのかを経営陣や社員と共有します。これが改革の軸となります。


3. 専門家と連携する

オフィス設計のプロは、課題解決のための空間づくりを熟知しています。多くのオフィス改革事例を持つ専門家と連携することで、自社に最適なソリューションを見つけることができます。


「オフィスが変われば会社が変わる」。これは決して大げさな表現ではありません。

物理的な空間を変えることは、社員の意識や行動、そして組織文化そのものに大きな影響を与えます。オフィス移転やリノベーションを単なるコストではなく、未来の会社を創るための投資と捉えることで、社員のエンゲージメント向上、生産性向上、そして新しい組織文化の醸成といった、計り知れないリターンを得ることができます。

この記事を参考に、ぜひあなたの会社のオフィス改革の一歩を踏み出してみてください。あなたの会社が、より活気にあふれ、社員が生き生きと働ける場所になることを心から願っています。


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